紅白歌合戦2024視聴率推移は?歌手別ランキング一覧/ワースト1位も

コラム

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2024年12月31日(火)19:20より、年末恒例の音楽特番『第75回NHK紅白歌合戦』が放送されます。


今年も旧ジャニーズ事務所所属のアーティスト・タレントの出演はゼロ。


その代わりにJO1・TOMORROW×Togetherなどのダンス&ボーカルグループや、TWICE・LE SSERAFIMのような日韓出身のK-POPアーティストなどが目立つようになってきました。


特に、今年若い世代を中心に人気を博した歌手が多く登場する番組前半パートでは、上記のようなアーティストが視聴率を押し上げ、番組の盛り上がりを牽引しているような印象もあります。


若者のテレビ離れの影響もあり、年々視聴率の低下が指摘されている同番組ですが、実際にはどのような推移を辿っているのでしょうか。


以下では、第75回紅白歌合戦2024の視聴率と歴代推移歌手別一覧とランキング・ワースト1位について調べてまとめています。



紅白歌合戦2024視聴率推移は?

紅白歌合戦2024の視聴率推移は?


2024年12月31日(火)に放送された『第75回NHK紅白歌合戦』の視聴率が1月2日に発表されました。


同番組の視聴率は、例年ビデオリサーチ社を通じて放送日の翌年・1月2日前後に発表されています。



『第75回NHK紅白歌合戦』の平均世帯視聴率(関東地区・ビデオリサーチ調べ)は、

①第1部(19:20~20:55)が29.0%
②第2部(21:00~23:45)が32.7%

でした。



この数字は紅白歌合戦が2部制で放送されるようになった1989年以降で、史上2番目に低い数字となっています。

一方で過去最低の数字を記録した2023年に比べると0.8%上昇する結果となりました。


昨年に比べると、総合的にはわずかに視聴率の上昇傾向が認められますが、一般的に紅白歌合戦のような国民の祝日に大々的に銘打って放送される特別番組の“合格点”とされる視聴率は40%と言われています。

しかし、目標には今年も届かず、40%割れは4年連続10度目となります。


連続テレビ小説「おむすび」の主題歌を担当するB’zのイルミネーション企画や、全41組中初出演が10組を占めるなど、幅広い世代のアーティストを集めた今回の紅白ですが、数字としてはまずまずの結果となりました。


今でこそ視聴率の低下が声高に叫ばれる同番組ですが、実は今から約60年前には歴代最高視聴率81.4%を記録(1963年・第14回放送)するほど、年の瀬のお茶の間に欠かせない人気番組だった時代も存在します。


もちろん時代背景は違えど、視聴率80%超は驚異的な数字ですね。

そんな人気番組に陰りが見え始めたのは一体いつからなのか、またどのような時代の変化・背景があるのか気になるところです。



以下では、1951年に初めて同番組が放送されて以降の歴代視聴率推移と、直近の傾向についてわかりやすくまとめています👇



紅白歌合戦の歴代視聴率推移は?

今年で75回目の放送を迎える紅白歌合戦ですが、歴代視聴率推移はどのようになっているのでしょうか。


その年の放送で起きた出来事・変化も含めた、年表(一覧表)は以下の通りです。

画像引用:日刊スポーツ

こうしてグラフで見てみると、1984年の78.1%から1989年には47%まで実に5年間で30%以上急落していることが分かります。

そこから上下を繰り返しながら、今日に至るまで緩やかな下降傾向にあるといえそうです。


改めて振り返ってみると、歴代の最高視聴率は、

【最高値】81.4%(第14回・1963年)

です。



一方で、上記のグラフには反映されていませんが、歴代の最低視聴率

【最低値】31.9%(第74回・2023年)

です。


なお、紅白歌合戦が一部・二部に分かれて放送されるようになったのは1989年以降です。

便宜上、最終値の第二部の数字を記載していますが、最低視聴率を記録した2023年の第一部パートは29.0%(平均世帯視聴率/関東地区)とさらに低いものでした。

同数値は、紅白歌合戦が二部構成になって以降史上最も低い数字です。



なお、ご参考までに直近放送回の視聴率推移(関東番組平均世帯視聴率)は以下のようになっています。

放送年度(放送回)1部(19:20~21:00)2部(21:00~23:45)
2024(第75回)29.0 ー32.7 
2023(第74回)29.0 
※歴代最低値
31.9 
※歴代最低値
2022(第73回)31.2 35.3 
2021(第72回)31.5 34.3 
2020(第71回)34.2 40.3 
2019(第70回)34.7 ー37.3 
2018(第69回)37.7 41.5 
2017(第68回)35.8 39.4 
2016(第67回)35.140.2 

※ビデオリサーチ調べ: 番組平均世帯視聴率


視聴率低下の主な要因としては、若者のテレビ離れ(同数値は“世帯平均視聴率”のため)により、仮に視聴するとしても自宅のテレビではなく動画視聴サービスでの見逃し配信や別の媒体を利用する人が増えたことや、ここ数年視聴率を牽引してきた旧ジャニーズ事務所所属の人気タレントの出演が見送られている点なども影響していると思われます。


現に、動画視聴サービス「NHKプラス」での同時・見逃しを合算した視聴UB数は、2022→2023年で1.5倍強増回しているとのこと。


今年も旧ジャニーズ事務所所属タレントの出演はゼロ、さらに裏番組の強化がささやかれていますが、どのような数値になるのか気になりますね。



『第75回NHK紅白歌合戦(2024年)』の視聴率についても、最新の情報が入り次第追記掲載していきます📝



紅白歌合戦2024 歌手別ランキング一覧

紅白歌合戦2024 歌手別ランキング一覧は?

2024年12月31日(火)に放送される『第75回NHK紅白歌合戦』について、出演している歌手別の視聴率はどのように推移しているのか、気になったので調べてみました。



昨年度の紅白歌合戦で、歌手別の瞬間最高視聴率を記録したのは、大トリを務めたMISIA(午後11時35分~39分/35.1%)でした。


🔴…紅組
🔵…白組
空欄…特別企画


第75回NHK紅白歌合戦 
視聴率ランキングTOP10

視聴率ランキング歌手名瞬間最高視聴率
1位🥇🔴MISIA35.1
2位🥈西田敏行さん追悼特別企画「もしもピアノが弾けたなら」34.5
3位🥉米津玄師「さよーならまついつか!」34.4
4位B’z「ultra soul」34.1
5位🔵Mrs.GREEN APPLE「ライラック~紅白SPメドレー」34.0
6位🔴高橋真梨子「for you…」33.8
7位🔴イルカ「なごり雪」33.7
8位🔵南こうせつ「神田川」33.5
9位B’z「イルミネーション」33.4
10位🔵THE ALFEE32.8


ランキングを見てみると、ベテラン勢の出演者が多い番組後半の視聴率が高い傾向にあることがわかります。

一方で、K-POPアーティストや若い世代を中心に人気を博すアーティストが多く出演する番組前半において、最も高い視聴率を記録したのは、素顔を明かさないシンガーソングライターtuki.の「晩餐歌」で31.6%でした。



また、総合視聴率では過去最低値を記録してしまった昨年の紅白歌合戦ですが、歌手・企画別にみてみるとどのようなコンテンツが視聴者に好まれているのか傾向が見えてきます。


以下では、ご参考までに2023年大晦日に放送された『第74回NHK紅白歌合戦』の歌手別視聴率ランキングを一覧でご紹介しています👇



【参考】紅白歌合戦2023 歌手別ランキング一覧

ご参考までに、2023年12月31日に放送された『第74回NHK紅白歌合戦』について、歌手別の視聴率TOP10ランキングは下記の結果となりました。


🔴…紅組
🔵…白組
空欄…特別企画

視聴率ランキング歌手名瞬間最高視聴率
1位🥇🔴MISIA「紅白SPメドレー2023」34.8
2位🥈ブラックビスケッツ「Timing」34.3
3位🥉🔴YOASOBI「アイドル」34.2
4位🔴Ado「唱」34.1
5位🔴石川さゆり「津軽海峡冬景色」33.8
6位🔴伊藤蘭「キャンディーズ50周年紅白SPメドレー」33.6
7位🔵藤井フミヤ×有吉弘行「白い雲のように」33.5
8位寺尾聡「ルビーの指輪」33.4
9位🔵福山雅治「紅白SPメドレー」33.1
10位YOSHIKI「ENDLESS RAIN」
ポケットビスケッツ「YELLOW YELLOW HAPPY」
薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」
32.9


昨年優勝を果たした紅組のアーティストが、視聴率上位に多く食い込んでいることが分かりますね。


また、昨年度はポケビ・ブラビの愛称で親しまれた番組発の歌唱ユニットによる復活ライブなどの特別企画も好評でした。

その日その場所でしか見られないアーティストのステージが、結果的に高い視聴率を獲得している印象です。



また、上記ランキング以外も含めて、各メディア等の発表により視聴率が明らかになっているアーティストは以下の通りです👇


■紅組

MISIA「紅白スペシャル2023」 34.8
YOASOBI「アイドル」 34.2
Ado「唱」 34.1
伊藤蘭「キャンディーズ50周年 紅白SPメドレー」 33.6
石川さゆり「津軽海峡・冬景色」 33.2
坂本冬美「夜桜お七」 30.8
NiziU「Make you happy」 30.2
ano「ちゅ、多様性。」 30.0
新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」 27.8


■白組

福山雅治「HELLO~想望 紅白スペシャルメドレー」 33.1
郷ひろみ「2億4千万の瞳~ブレイキンSP~」 31.3
大泉洋「あの空に立つ塔のように」 31.1
10-FEET「第ゼロ感」 30.7



視聴率が公表されているアーティストのなかで最も数値が低かったのは、新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」(27.8%)ですが、そもそも数字を公表している時点で、番組内ではかなり高視聴率の企画であったことは想像に難くありません。



紅白歌合戦2024 視聴率ワースト一位は?

紅白歌合戦2024でワースト一位の視聴率となるアーティスト・企画は何なのでしょうか。


一般的に高視聴率のアーティストや特別企画は公表されても、評判が悪かったり視聴率が著しく低かった内容は公にされないことがほとんどです。



そこで、ワーストランキングそのものではありませんが、そこに通ずる部分があるであろう、一部メディアによる『紅白歌合戦 見たいと思わない歌手ランキング』の結果を調べてみました。


今年度の『紅白歌合戦 見たいと思わない歌手ランキング』の結果は、以下の通りです。

1位 三山ひろし
2位 郷ひろみ
3位 純烈

引用:女性自身/20〜70歳の500人を対象



3位にランクインした純烈は、健康ランドを中心にライブ活動を行っているという特徴があります。

よってファンの年齢層や性別が狭く限られているという点が、広範囲の世代を対象としたアンケート調査で響いてしまったように感じます。


また、昨年に続き「2億4千万の瞳」を披露する郷ひろみさんについては、「何度も聞いている曲だから」「昨年と変わり映えしない」といった声が挙がっているようです。

子どもから大人まで幅広い世代が視聴する同番組の性質上、誰もが知っている名曲を組み込みたいという作り手の思惑はわからずともありません。

「誰もが聴いたことがある名曲」であることと、「何度も耳にしているがために、聞き飽きてしまった」という意見は紙一重であるむずかしさを感じますね。



1位の三山ひろしさんについては、今年で10回目の紅白出場となります。

ご本人が、というよりも紅白歌合戦の目玉企画ともいえる“けん玉のギネス記録挑戦”に対する視聴者の感想がこの結果に影響しているように感じます。


実際のところ、SNSなどでは「けん玉企画まだやるの?もう見飽きた」という声や「ゆっくり年越ししたいのに、成功か失敗かで責められる人がいたり心臓に悪い」といった意見も寄せられていました。


2017年に始まった「けん玉チャレンジ」ですが、毎年楽しみにしている人がいる一方で、それ以上に新たな企画を見てみたいという視聴者の意向が反映されているように思います。


もしかすると、上記のランキングにあるような企画が、実際の視聴率にも影響しているかもしれませんね。



以下では、現時点で視聴率が公表されているアーティストについて、視聴率の高い順に掲載していきます。

そもそも数字が公表されている時点で、相対的にみて高い数字であろうことは容易に想像つきますが、ご参考までにご参照ください。


第75回NHK紅白歌合戦
視聴率ランキング一覧
11位以降

アーティスト名視聴率
🔴ILLIT「Magnetic」28.7
🔴HY「366日」30.7
🔵郷ひろみ「2億4千万の瞳 放送100年 GO!GO!SP」30.8
🔴tuki.「晩餐歌」31.6
紅白出演者有志「パプリカ」31.7
🔵新浜レオン「全てあげよう」31.7
🔵Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」32.1
椎名林檎ともも「ほぼ水の泡」32.4



まとめ

【1】紅白歌合戦2024視聴率推移は?

2024年…未発表
2023年…史上最低値31.9%を更新(関東地区/平均世帯視聴率)

【2】歌手別ランキング一覧


▼2024年ランキング
未発表

▼2023年ランキング
🥇MISIA「紅白SPメドレー2023」 34.8%
🥈ブラックビスケッツ「Timing」 34.3%
🥉YOASOBI「アイドル」 34.2%

【3】ワースト1位も


ワースト1位について具体的な発表はなし。

但し、三山ひろしさん(けん玉チャレンジ)や郷ひろみさん、純烈等について、「(毎年恒例なので)見飽きてしまった」という声も一部視聴者より寄せられている。

コメント

  1. 伊藤実 より:

    やっばり郷ひろみさんのパフォーマンスは最高だなー。昭和、平成、令和と全ての時代で活躍してるのは郷ひろみだけだ。これは大変凄いことだと思う。

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