ハジマザ炎上何があった?ヘイスミ演奏中止で強制終了の理由は?

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“ハジマザ”の愛称で音楽ファンから親しまれている【OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL】


同イベントは、人気ロックバンドHEY-SMITHが主宰し、2011年に大阪のライブハウスを舞台としたサーキットイベントとしてその歴史をスタートさせました。


2016年からは現在の泉大津フェニックスに会場を移し、毎年2万人近くの人が訪れる秋の一大音楽フェスティバルとして人気を博しています。



2020年・2021年と新型コロナウイルスの蔓延防止対策を受け、中止に追い込まれる事態もありながら、今年で13年目を迎える同イベント。

実は3年ぶりの開催となった2022年に、主催者であるHEY-SMITHが途中で演奏を中止・強制終了してちょっとした炎上を引き起こす事態となったのをご存知でしょうか。



以下では、人気音楽フェスティバル“ハジマザ”が炎上したのはなぜなのか、HEY-SMITH(ヘイスミ)が演奏を中止し強制終了した理由についてご紹介します。



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ハジマザ炎上何があった?

炎上理由【1】モッシュ・ダイブの黙認

【OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL(ハジマザ)】が炎上した理由の1つは、主催であるHEY-SMITHが、

コロナ対策下での“モッシュ”や“ダイブ”等の行為を容認(黙認)した

と受け取られてしまったことが挙げられます。


いわゆる炎上事態になったハジマザが開催されたのは、新型コロナウイルスの非常事態宣言・蔓延防止対策を受けての中止を乗り越え、3年ぶりに行われた2022年のことです。



少しずつ大きな箱でのライブやフェスが解禁されるようになった時期ではあるものの、当時はまだ様子を見つつ「感染対策のガイドライン」を制定して行うイベントがほとんどでした。


そして、ハジマザもそれに則り「感染症防止対策のお願い」として、以下のような項目を事前に注意事項として開示していたのです。


人が触れ合わない程度に距離をとること
・周囲のお客様と十分に距離を保つよう注意すること
・マスクの着用

etc…


特にロックバンドのライブでは、ダイブやモッシュなど人と人との激しいぶつかり合いが発生することも、決して珍しくありません。

しかし、「人と触れ合わないように」「距離をとる」というルールのもとでは、そういった行為は不可能なはず。


ところが蓋を開けてみると、

・実際には、そういった危険行為に及ぶ人が目立ってしまった
・最善策の前にはセキュリティ(ダイバーが転がってきたときに受け止める、安全対策の為に設置された人員)が置かれていた

ことから、「セキュリティがいるってことは、実質ダイブやモッシュを容認しているのでは?」という疑問を抱いた方もいたようです。


「自分達」=HEY-SMITHはルール違反を容認している、と受け取る声も


同じく泉大津で開催されるフェス・ラシュボではモッシュやダイブがなかった。
そのため主催者のスタンス次第では?と投げかける意見も



この件に関して、HEY-SMITHのVo.猪狩さんはインタビューで以下のように触れていました。

そもそもガイドラインで”人が触れ合わない程度に距離をとる”と書いているので、モッシュ、ダイブは不可能じゃないですか? “HAZIMAZA BOX”でEGG BRAINが始まったときに、そういう状況になってしまって、マジ!? って。

引用:激ロック


禁止と書いてるんで、これ以上何をしたらいいのかなと。禁止と書いていても、内側から出てくる感情をみんな持っていて、それを無理矢理抑えつけたい気持ちもないから。

引用:激ロック


対処としては”ダメやからね”と言うために、セキュリティを入れてなかったんです。セキュリティが立っている=遊んでもいいだろうと考える人もいるから。

引用:激ロック


もともとは、「ダイブ・モッシュは禁止」ということを観客に伝えるため、セキュリティをつけない状態でスタートしたというライブ。

しかし、実際に始まってみるとそうした行為をする観客も多く、セキュリティがいなければダイブの着地点で落下・怪我をする可能性がある。


様々な葛藤を抱えながらも、来場者の安全を最優先に対策をとった(セキュリティを配置した)ところ、「危険行為を容認しているのではないか」という考えに至る方も出てきてしまった、というのが実情のようです。



炎上理由【2】演奏を中止・強制終了

【OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL(ハジマザ)】が炎上した理由の2つ目は、

HEY-SMITHが演奏を途中で中止し、フェスが強制終了となった

ことです。


様々な制約・ルールのもとで開催にこぎつけた、2022年の【OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL(ハジマザ)】。


しかし、初日を迎えた9月10日(土)、「HAZIKETE STAGE」の大トリとして演奏中だったHEY-SMITHが、途中で演奏を中断して帰ってしまうという事態が発生しました。


フェスを強制終了するという対応にはそれなりの理由があるわけですが、「ライブを楽しみに遠くから足を運んだファンに対してどう思うのか」「仲間(ほかの出演者)に対して失礼ではないのか」といった意見が噴出することとなりました。




3年ぶりにやっと開催までこぎつけたイベントを途中で中止にするのは、HEY-SMITHのメンバーにとっても不本意であり、心苦しい選択だったはず。

それでも「演奏を中止してフェスを終了する」という強固な決断に至った理由はなんだったのでしょうか。



ヘイスミ演奏中止で強制終了の理由は?

演奏中止・強制終了の理由

HEY-SMITH(ヘイスミ)がハジマザで演奏中止・ライブを強制終了した理由は、

客席で盗撮をする人物が複数いたため

です。



後日インタビューで、2022年のハジマザ開催について様々な意見が寄せられていることについて、以下のようにその心情を明かしていました。


ライヴ中に撮影している人が10~20人くらいいて、それに苛立ってしまい、自分たちのライヴを途中で切り上げたんですよ。それが賛否分かれた要因かなと。

引用:激ロック


制限のあるライブであるか否かは別として、本来アーティストが許可をしていないにも関わらず、無断で撮影・録音することはルール上禁止されています。

先に掲載したイベントの注意事項においても、「会場内での撮影・録音・録画機器の持ち込みは一切禁止」と明記されていました。


そうしたルールが策定されているなかで、数十人が盗撮行為に及んだことは、到底看過できない事態であることは容易に理解できます。


そしてさらに、これ以前のHEY-SMITHのライブでも、盗撮行為を発見したためにアンコールが取りやめになる、等厳しい対応が取られることはファンの間では周知されていました。



しかし、今回のハジマザにおけるHEY-SMITHの対応=盗撮行為に気づき演奏を中止したことが、別の視点からさらなる議論を巻き起こすことになりました。


ルールに一貫性がないとの批判も

【OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL(ハジマザ)2022】でHEY-SMITHが演奏を中止したことが、さらなる物議を醸すことになった理由は、

モッシュやダイブ等のルール違反は黙認するのに、盗撮行為(というルール違反)にはキレて演奏を中止するというのは、対応に一貫性がない

という批判が噴出したためです。


「好きにやりなさい」というスタンスだったかはわかりませんが、黙認していると捉えるファンは多かったようです。


ダイブやモッシュは禁止にしないと箱を借りられないという実情があるのだそう。
そのルールをどこまで観客に守らせる(ことができる)のかは、難しい議論ですね。



SNSの来場者の声を拾ってみると、本来同じくライブの場で禁止されているモッシュやダイブについては、HEY-SMITHのステージで猪狩さんが黙認しむしろ煽っていた(真相不明)、それなのに、盗撮行為にのみ演奏中止という厳罰を下すのはおかしい、といった意見も寄せられていました。


正直なところ、モッシュやダイブは大きな怪我に繋がりかねない危険な行為ではあるものの、特にロックバンドのライブにおいては音楽を楽しむ表現として、一定定着している行為であることは否定できません。


実際に参加してみると、こうした行為が容認されているフェスやライブも、少なくないのが実情です。


ハジマザ2022の開催注意事項では、「撮影・録音は禁止。退場措置もあり得る」と明記されていた一方で、「ダイブ・モッシュは禁止」とは書かれておらず、「大声での歓声は控える。第三者行為等によって怪我をした場合に一切責任は負わない」という文言に留められていました。


その部分の曖昧な言い回し(ルールとして禁止されているのか、ある程度容認の上で責任は負わないというスタンスなのか)が、今回の騒動をさらに大きくしてしまったようにも感じます。


いずれにしても、厳密に禁止されているライブの無断撮影や録音が絶対に許されることではありません。

厳しい対応(退場・機器没収)を取られるのもやむを得ない、非常識な行為だと思います。


一方で、今回のような混乱を招かないためにも、来場者の裁量や受け取り手の判断に委ねるのではなく、誰にでもわかる明白なルールの制定が大切であることを感じさせられる一件でもありました。


現在は、明確に「モッシュ・ダイブは禁止」と明記されているイベントも増えています。

誰もが気持ちよくその日を過ごせるように、決められたルールは厳守し、そのなかで全力で楽しむ努力をしていきたいですね!


今年も超豪華な顔ぶれが話題に💡

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