2025年12月31日(火)19:20より、年末恒例の音楽特番『第76回NHK紅白歌合戦』が放送されます。
これまでは、演歌や歌謡曲・J-POPなど音楽ジャンルの偏りなく均一にラインナップされており、お茶の間で家族そろって年越し気分を味わえる番組として愛されてきた紅白歌合戦。
最近では、視聴者ターゲットの年齢層をぐっと下げた印象で、一部の音楽ジャンルの比率増加・出演アーティストの固定化などが取り沙汰されることもしばしば…
その代わりにBE:FIRSTや&TEAMなどのダンス&ボーカルグループや、ILLIT・aespaのような日韓出身のK-POPアーティストなどが目立つようになってきました。
特に、今年若い世代を中心に人気を博した歌手が多く登場する番組前半パートでは、上記のようなアーティストが視聴率を押し上げ、番組の盛り上がりを牽引しているような印象もあります。
若者のテレビ離れの影響もあり、年々視聴率の低下が指摘されている同番組ですが、実際にはどのような推移を辿っているのでしょうか。
以下では、第76回紅白歌合戦2025の視聴率と歴代推移、歌手別一覧とランキング・ワースト1位について調べてまとめています。
紅白歌合戦2025の視聴率推移は?
紅白歌合戦2025の視聴率推移は?
【発表】NHK『紅白歌合戦』世帯視聴率、第1部・第2部ともに過去最低https://t.co/o32l2zEaOn
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 2, 2024
第1部(19:20~20:55)は前年比2.2ポイント減の29.0%、第2部(21:00~23:45)は同3.4ポイント減の31.9%。第1部は初の30%割れとなった。 pic.twitter.com/ezuubDeIpk
2025年12月31日(水)に放送された『第76回NHK紅白歌合戦』の平均世帯視聴率(関東地区・ビデオリサーチ調べ)は、
①第1部(19:20~20:55)が30.8%
②第2部(21:00~23:45)が35.2%
でした。
前半が前年比1.8ポイント、後半が同2.5ポイント上昇とこれまでの低下の一途から復調を見せています。
一方で、前年に比べると、総合的にはわずかに視聴率の上昇傾向が認められますが、一般的に紅白歌合戦のような国民の祝日に大々的に銘打って放送される特別番組の“合格点”とされる視聴率は40%と言われています。
しかし、目標には届かず、40%割れは4年連続10度目となります。
連続テレビ小説とのコラボ企画やZ世代に人気のK-POPアーティスト、アイドルグループなどを多く起用し、幅広い世代のアーティストを集めた今回の紅白ですが、数字としてはまずまずの結果となりました。
今でこそ視聴率の低下が声高に叫ばれる同番組ですが、実は今から約60年前には歴代最高視聴率81.4%を記録(1963年・第14回放送)するほど、年の瀬のお茶の間に欠かせない人気番組だった時代も存在します。
もちろん時代背景は違えど、視聴率80%超は驚異的な数字ですね。
そんな人気番組に陰りが見え始めたのは一体いつからなのか、またどのような時代の変化・背景があるのか気になるところです。
以下では、1951年に初めて同番組が放送されて以降の歴代視聴率推移と、直近の傾向についてわかりやすくまとめています👇
紅白歌合戦の歴代視聴率推移は?
今年で76回目の放送を迎える紅白歌合戦ですが、歴代視聴率推移はどのようになっているのでしょうか。
その年の放送で起きた出来事・変化も含めた、年表(一覧表)は以下の通りです。

画像引用:日刊スポーツ
こうしてグラフで見てみると、1984年の78.1%から1989年には47%まで実に5年間で30%以上急落していることが分かります。
そこから上下を繰り返しながら、今日に至るまで緩やかな下降傾向にあるといえそうです。
改めて振り返ってみると、歴代の最高視聴率は、
【最高値】81.4%(第14回・1963年)
です。
一方で、上記のグラフには反映されていませんが、歴代の最低視聴率は
【最低値】31.9%(第74回・2023年)
です。
なお、紅白歌合戦が一部・二部に分かれて放送されるようになったのは1989年以降です。
便宜上、最終値の第二部の数字を記載していますが、最低視聴率を記録した2023年の第一部パートは29.0%(平均世帯視聴率/関東地区)とさらに低いものでした。
同数値は、紅白歌合戦が二部構成になって以降史上最も低い数字です。
なお、ご参考までに直近放送回までの視聴率推移(関東番組平均世帯視聴率)は以下のようになっています。
| 放送年度(放送回) | 1部(19:20~21:00) | 2部(21:00~23:45) |
| 2025年(第76回) | 30.8 ↑ | 35.2 ↑ |
| 2024(第75回) | 29.0 ー | 32.7 ↑ |
| 2023(第74回) | 29.0 ↓ ※歴代最低値 | 31.9 ↓ ※歴代最低値 |
| 2022(第73回) | 31.2 ↓ | 35.3 ↑ |
| 2021(第72回) | 31.5 ↓ | 34.3 ↓ |
| 2020(第71回) | 34.2 ↓ | 40.3 ↑ |
| 2019(第70回) | 34.7 ー | 37.3 ↓ |
| 2018(第69回) | 37.7 ↑ | 41.5 ↑ |
| 2017(第68回) | 35.8 ↑ | 39.4 ↓ |
| 2016(第67回) | 35.1 | 40.2 |
※ビデオリサーチ調べ: 番組平均世帯視聴率
視聴率低下の主な要因としては、若者のテレビ離れ(同数値は“世帯平均視聴率”のため)により、仮に視聴するとしても自宅のテレビではなく動画視聴サービスでの見逃し配信や別の媒体を利用する人が増えたことや、ここ数年視聴率を牽引してきた旧ジャニーズ事務所所属の人気タレントの出演が見送られていた点なども影響していると思われます。
現に、動画視聴サービス「NHKプラス」での同時・見逃しを合算した視聴UB数は、2022→2023年で1.5倍強増回しているとのこと。
なお、今年度よりKing&PrinceやSixTONESをはじめ、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ)に所属するアーティストの出演が再開しました。
その点も視聴率に影響した可能性がありそうですね。
紅白歌合戦2025 歌手別ランキング一覧
紅白歌合戦2025 歌手別ランキング一覧は?
2025年12月31日(水)に放送される『第76回NHK紅白歌合戦』について、出演している歌手別の視聴率はどのように推移しているのでしょうか。
「TVAL now」というリアルタイム視聴率を計測するサイトの数値をもとにランキング化しました。
2025年度の紅白歌合戦で、歌手別の瞬間最高視聴率を記録したのは、大トリを務めた松田聖子さん(午後11時35分~39分/34.0%)でした。
🔴…紅組
🔵…白組
空欄…特別企画
第76回NHK紅白歌合戦
視聴率ランキングTOP10
| 視聴率ランキング | 歌手名 | 瞬間最高視聴率 |
| 1位🥇 | 特別企画:松田聖子 後半 | 34.0 |
| 2位🥈 | 🔵Mrs.GREEN APPLE 後半 | 33.4 |
| 3位🥉 | 🔴MISIA 後半 | 32.1 |
| 4位 | 🔵米津玄師 後半 | 31.7 |
| 5位 | 特別企画:松任谷由実 後半 | 31.5 |
| 6位 | 🔴AKB48 後半 | 31.4 |
| 7位 | 🔵玉置浩二 後半 | 31.3 |
| 8位 | 🔵サカナクション 後半 | 31.0 |
| 9位 | 🔵福山雅治 後半 | 30.9 |
| 9位 | 🔴あいみょん 後半 | 30.9 |
ランキングを見てみると、ベテラン勢の出演者が多い番組後半の視聴率が高い傾向にあることがわかります。
一方で、K-POPアーティストや若い世代を中心に人気を博すアーティストが多く出演する番組前半において、最も高い視聴率を記録したのは、やはり紅白の常連でドミノ企画と連動している、水森かおりさん(28.9%)でした。
特別企画やメドレー(複数曲)を披露するアーティストで数値が挙がっている結果を鑑みると、その日その場所でしか見られないアーティストのステージが、結果的に高い視聴率を獲得している印象です。
紅白歌合戦2025 視聴率ワースト一位は?
乃木坂46の時間帯に視聴率急落の理由
紅白歌合戦2025でワースト一位の視聴率を記録したアーティスト・企画は何なのでしょうか。
実は、今年の紅白歌合戦では、20時頃(乃木坂46が歌唱する直前の時間帯)に4%程一時的に数値が急落していることが判明しました。

画像引用:TVAL now(ティーバルナウ)
人気のアイドルグループである乃木坂46の時間帯に視聴率が急激に低下することは考えづらいため、何があったのか調べてみたところ、以下のような事情があったようです。
・リモコンを使った視聴者参加型の企画(歌唱中にメンバーが出す数字の番号を押すというもの)を実施
⇩
メンバーが歌唱中に数字の「8」を出した。
⇩
データボタンを押す前の状態で「8」チャンネルを押す視聴者が続出
⇩
一次的にNHKの視聴率が急落し、代わりに「8」チャンネル(フジテレビ系列)が急増した。
(8chが広域放送ではない東海地方では、中京テレビとテレビ愛知以外に分散して上昇)
【悲報】乃木坂46歌唱中に紅白の視聴率が急落し、CM中だったフジテレビの視聴率がなぜか急上昇してしまう放送事故発生。原因は歌唱中にメンバーが出す数字の番号を押すリモコン企画か?#NHK紅白歌合戦2025 #TVALnow pic.twitter.com/p0FXqAK2cT
— 高泉紳護 (@sngtk) December 31, 2025
紅白の視聴率が20時台手前で急落したのは乃木坂のリモコン企画があったからか
— とくなる (@tknr2200) December 31, 2025
でフジテレビ系列が8chの局のみフジテレビ数字が上がったと
そして8chが広域放送ではなかった東海地方は中京テレビとテレビ愛知以外が若干上昇 pic.twitter.com/vMrcftLwCZ
見たいと思わない歌手ランキング
また、上記のちょっとしたアクシデントを除いた場合、一般的に高視聴率のアーティストや特別企画は公表されても、評判が悪かったり視聴率が著しく低かった内容は公にされないことがほとんどです。
そこで、ワーストランキングそのものではありませんが、そこに通ずる部分があるであろう、一部メディアによる『紅白歌合戦 見たいと思わない歌手ランキング』の結果を調べてみました。
今年度の『紅白歌合戦 見たいと思わない歌手ランキング』の結果は、以下の通りです。
🔴紅組編
第1位 ME:I(53票)出場1回
第2位 イルカ(50票)出場2回
第3位 TWICE(50票)出場5回
第4位 tuki.(37票)出場1回
第5位 天童よしみ(36票)出場29回
引用: Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
🔵白組編
第1位 近藤真彦
第2位 三山ひろし
第3位 細川たかし
引用:女性自身
出演者が発表される以前(2025年10月)のアンケート結果に基づいているため、実際の出演者に限りませんが、上記のような得票数となっていました。
イルカさんや天童よしみさんについては、新たな視聴者層ターゲットとしている若年層にとって「決まった曲しか知らない、いつも同じ曲を歌っている」という印象を抱かせてしまっているのかもしれませんね。
子どもから大人まで幅広い世代が視聴する同番組の性質上、誰もが知っている名曲を組み込みたいという作り手の思惑はわからずともありません。
「誰もが聴いたことがある名曲」であることと、「何度も耳にしているがために、聞き飽きてしまった」という意見は紙一重であるむずかしさを感じますね。
三山ひろしさんについては、今年で11回目の紅白出場となります。
ご本人が、というよりも紅白歌合戦の目玉企画ともいえる“けん玉のギネス記録挑戦”に対する視聴者の感想がこの結果に影響しているように感じます。
実際のところ、SNSなどでは「けん玉企画まだやるの?もう見飽きた」という声や「ゆっくり年越ししたいのに、成功か失敗かで責められる人がいたり心臓に悪い」といった意見も寄せられていました。
2017年に始まった「けん玉チャレンジ」ですが、毎年楽しみにしている人がいる一方で、それ以上に新たな企画を見てみたいという視聴者の意向が反映されているように思います。
もしかすると、上記のランキングにあるような企画が、実際の視聴率にも影響しているかもしれませんね。
まとめ
【1】紅白歌合戦2025視聴率推移は?
2025年
第1部(19:20~20:55)が30.8%
第2部(21:00~23:45)が35.2%
【参考】2024年
第1部(19:20〜20:54)が平均19.3%
第2部(21:00〜23:45)が平均21.7%
→2023年からは0.8%上昇、但し史上2番目に低い数値
【2】歌手別ランキング一覧
▼2025年ランキング
🥇松田聖子 34.0%
🥈Mrs.GREEN APPLE 33.4%
🥉MISIA 32.1%
▼2024年ランキング
🥇MISIA「紅白SPメドレー2024」 35.1%
🥈西田敏行さん追悼特別企画「もしもピアノが弾けたなら」 34.5%
🥉米津玄師「さよーならまついつか!」 34.4%
【3】ワースト1位も
ワースト1位について具体的な発表はなし。
但し、各メディアの調査によると、
紅組ではME:I、天童よしみさん、イルカさんら、白組では細川たかしさん、三山ひろしさん(けん玉チャレンジ)、近藤真彦さんらについて、「(毎年恒例なので)見飽きてしまった」「スキャンダルが多く紅白に向かない」といった声も一部視聴者より寄せられている。





コメント