パラサイトデジャブ(パラデジャ)2024で事故で中止!クレーン落下の原因は?

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2024年10月6日(日)、大阪・泉大津フェニックスで開催されていた音楽フェスティバル【パラサイトデジャブ(パラデジャ)2024】において、観客の頭上で操作されていたカメラクレーンが落下する事故が発生しました。

一度はイベント継続の判断がされたものの、複数の負傷者が発生していることが判明し、途中で中止されることとなりました。

頭上に吊り上げられた重さ200㎏を超えるクレーンが落下してくるとは、到底予測できるものではありません。

以下では、重大な事故は一体なぜ起きたのか、SNSに寄せられた当時の状況やクレーンが落下した(事故)原因について詳しくまとめています。



パラサイトデジャブ(パラデジャ)2024で事故で中止!

2024年10月6日(日)、大阪府泉大津市の泉大津フェニックスで開催されていた野外音楽フェスティバル【パラサイトデジャブ(パラデジャ)2024】で、撮影用のクレーンカメラが客席に向けて倒れる事故が発生しました。


クレーンの高さは約11m、落下したカメラ機材とあわせて240㎏の重量があるとのこと。

運悪く機材の下に居合わせた観客らに直撃し、女性4名(のちに5名)が頭部負傷などの怪我を負いました。


被害者全員の怪我の程度については明かされていませんが、SNSでは被害に遭われたという方から「救急搬送されCT検査をし異常なしの診断で宿泊先に戻り安静にしている」というポストが投稿されています。


事故の直後、演奏が中止されたなかったことから、

・(爆音により)駆け付けた救急隊員の声が聞き取りづらく、痛みで大きな声が出せないためにやりとりに支障が出たこと
・救護スペースがステージから近い場所にあったため、すぐに助けを求められなかった(助けを呼ぶ声が聞こえない)

等の問題が発生していたようです。

事故やトラブルが発生した際に、すぐにスタッフや救護班に連携できる動線を確保しておくことが必要ですね。


また、現場にいた方からは事故当時の凄惨な状況について多数目撃情報が寄せられていました。


事故発生時の様子
ライブの真っ最中で、気づいていない様子の観客も多い。


SNS上に寄せられていた目撃情報💬

・気づいたら女性が血だらけで横たわってた
・意識はあったようだけど、顔?頭?に傷があって流血していた。
・顔が血だらけの女性がいて、ダイバーの事故かと思ったらクレーン直撃だったのね…
・ 出血凄かったし、すごく痛そうだった。無事でありますように。
・一部事故に気付いても見て見ぬふりをしてライブに熱中している人がいた。



また、被害に遭われた女性の友人を名乗る方も

・現場で(おそらく観客の中にいた)看護師がすぐに止血の手伝いをしてくれたこと
・周囲の観客が協力し合い、倒れてきた機材を持ち上げて支えてくれたこと

などについて、お礼の投稿をされていました。



なお、倒れてきたクレーンは、近くにいた観客らが協力して持ち上げ、人海戦術で安全なところまで搬出したとのことです。


現時点では不幸中の幸いで命に別状はないということですが、重さ240㎏もの機材が11mの高さから落下してきた場合、運が悪ければ最悪の事態を招いていたかもしれません。


今回事故が発生した原因=クレーンが落下した原因は、一体何だったのでしょうか。



クレーンが落下!事故の原因は?

事故(クレーン落下)の原因

事故が起きた10月6日の夜、【パラサイトデジャブ(パラデジャ)2024】を主催する人気ロックバンド「THE ORAL CIGARETTES」の公式HPにおいて、「事故の発生とイベントの中止」に関するコメントを発表しました。


それによると、クレーン・カメラ機材が落下した理由は、

操作時に機材の荷重安全の範囲を超えた操作を行ったために、クレーンが土台部分から転倒したことが原因

だったと公表しています。



事故原因につきましては、カメラクレーンの貸出しと操作を担当していた会社の責任者と担当社員からの詳しい聞き取りを行い、操作時にその機材の荷重安全の範囲を超えた操作を行ったことが原因となり、クレーンが土台部分から転倒したことが原因であると確認しております。

引用:「PARASITE DEJAVU 2024」Day2公演中の事故発生とイベントの中止に関して|THE ORAL CIGARETTES


事故当時は、出演者によるライブの真っ最中だったということで、より臨場感のある映像を撮ろうと荷重制限を超えた無理な操作をしてしまったのかもしれません。



開催中止の判断が遅れた理由

【パラサイトデジャブ(パラデジャ)2024】は最終的に開催中止となったものの、事故発生当初は一時続行の判断がされていました。


その理由としては、

・負傷者が搬送前に意識があったこと
・カメラクレーンの使用を中止することで、以後同じ事故の発生を防げる

などの考えがあったようです。



しかし、一度でも主催者がイベント継続の判断をしたことについて、SNSではその対応に疑問を抱く声も寄せられています。



なお、一部報道機関では「イベントは主催者判断によりその後も続行された」と報じられていましたが、事実は少し異なる部分があります。

一度は続行したものの、事故の重大性を鑑み、同ライブのトリを務める予定であった主催者バンドの出番前に開催中止を決定しています。



「(負傷者の)意識がある=重症の可能性は低い」と判断したことに加え、もしかすると、遠方から駆け付け同ライブに出演予定だったアーティストへの配慮があったのかもしれません。


しかし、実際その場にいた方からも多くのコメントがあった通り、負傷された方は意識はあれど頭部から流血するなど予断を許さない状況であり、また怪我人が複数いること、来場者からライブ続行に関する疑問の声が挙がっていたことなどから、途中中止の判断に切り替えた模様です。


迫力あるライブ映像を残すためとはいえ、万が一にも転倒する可能性がある機材を、大勢の人が集まる頭上で操作するということ自体、危険な状況と言えます。

ましてや、ライブ中であれば観客はステージがある前方を注視しており、頭上にある機材に注意を払うことなどできないでしょう。



現在は事故のさらなる詳しい原因について調査中ということですが、最善の再発防止策を検討していただき、二度とこのような事故が起きないことを願うばかりです。



まとめ

今回は、音楽イベント『パラサイトデジャブ(パラデジャ)2024』で発生した事故の概要、そしてカメラクレーンが落下した事故原因について、まとめました。

・2024年10月6日(日)、大阪府泉大津市で開催された野外音楽フェスティバル【パラサイトデジャブ(パラデジャ)2024】で、クレーンカメラが落下する事故が発生。

・負傷者は5名で命に別状はなし(怪我の程度は不明)。

・事故の原因は、安全荷重を超えた機材操作を行ったために、クレーンが土台から転倒した為。

・イベントは、トリを務める予定だった主催者バンドの出番前に中止が決定した。

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